腰痛が辛いときはまず病院を受診してから
まずは整形外科や内科を受診
腰の痛みを感じたときは、まずは病院を受診するのが鉄則です。
腰痛の大半は筋力不足などが原因で起こるのですが、実は内科的疾患から起こることも多いのです。
整形外科での診療結果には特に問題がなかったものの、血液検査の結果から内科的な病気が見つかり、それが原因で腰の痛みを引き起こしていたことが分かったということはよくあります。
そのため、原因を特定できなければ適切な治療を受けることができないので、まずは整形外科や内科を受診することが重要です。
その後、病院でどのような治療をしてくれるのかをチェックすることも大切です。
対処療法だけなら検討する余地あり
内科的疾患はないものの、原因を特定できない場合、慢性腰痛と診断されることもしばしばあります。
筋力の衰えや、長時間同じ姿勢で腰に負担をかけている人に多く見られる症状で、医療機関では鎮痛薬や湿布薬などが処方されます。
心療内科で処方される安定剤には緊張を取り除く効果があるため、整形外科でも筋肉を弛緩させる目的で投与されることがあり、主に薬による治療と考えておくといいでしょう。
ただ、これでは根本的な改善には繋がらないことから、対処療法だけであれば鍼灸院という選択肢もあります。
特に薬を飲み続けることに抵抗がある人は、鍼灸治療を検討すると良いでしょう。
鍼灸治療がもたらすメリットとは
急性の腰痛でも、時間の経過とともに痛みが和らいでいくことが多々ありますし、慢性の腰痛であれば痛みはほぼ同じ強さで継続していきます。
これを緩和してくれるのが、血行を良くして筋肉のこわばりをほぐすことができる鍼と、温めることによって痛みを緩和できるお灸です。
鍼の場合、長さを調整することによって、より深い部分まで刺し、血流を促すことができます。
お灸も同様に、整形外科で当てる赤外線や、市販の使い捨てカイロよりも身体の深部まで温められることから、腰の痛みが慢性的に続く人ほど試してみたい改善方法と言えるでしょう。