テレビで注目された肩こりに効果的なストレッチ
強い肩こりの症状
ガチガチに固まった肩こりが、とき頭痛や吐き気といった別の症状をもたらすことは、強度の肩こりに悩まされている人なら経験したことがあるのではないでしょうか。
当然、肩の痛みは酷く、首まで凝っていることがほとんどです。
また、肩の真ん中部分にある肩井(けんせい)というツボは有名ですが、ここを押すと強い痛みを感じる場合、肩甲骨の真ん中あたりも押すと強い痛みを感じるはずです。
強い痛みを感じる原因
腕を広げて水平にした状態から45度までは肩関節の力で挙げますが、そこから上は肩甲骨によって挙げられます。
肩甲骨までコリが広がった状態になると、45度以上は腕が上がらないケースがほとんどです。
肩甲骨を動かす筋肉には、菱形筋と肩甲挙筋がありますが、これら2つは関係しています。
酷い肩こりは、ここが硬くなることで肩甲骨の動きが悪くなり、肩甲骨周辺までガチガチに固まってしまうことが原因で、強い痛みを感じることになります。
解決するにはこまめなストレッチ
硬くなってしまった筋肉をほぐすには、こまめなストレッチが効果的です。
肩甲骨までガチガチになってしまった場合、肩甲骨はがしという、くっついてしまった肋骨と肩甲骨をはがすストレッチを行うことで肩の動きが良くなります。
腕をVの字に曲げ、ひじが肩の上に来るように両ひじをゆっくり後ろに引き、肩甲骨を肋骨からはがすような意識で、そのままひじを下げる方法で、これによって深層筋、肩甲挙筋と菱形筋が鍛えられます。
もう1つの方法は、窓ふきをするようなイメージで腕をまっすぐ上に伸ばし、5秒ほどかけてゆっくりと腰の高さまでおろしていく動きを左右5回ずつ行うことです。
この動きによって肩甲骨の可動域、いわゆる動く範囲が広がりますので、肩甲骨が本来あるべき位置に正しく収まるようになります。
この2つのストレッチをセットにして行うと、肩こりがかなり改善されると考えられます。
整形外科医考案の肩こり改善のためのストレッチなので、やってみる価値はありそうです。