耳鳴りがするときはまず病院へ
異変を感じたら医療機関の受診がまず優先
今まで何ともなかったのに、急に耳鳴りがするようになったときは、病院を受診するのが先決です。
受診すべき診療科は、耳鼻科、あるいは耳鼻咽喉科です。
ただ、病院を受診しても、耳鳴りの原因を突き止めることができない場合も多々あります。
外耳炎や内耳炎、さらにはメニエール病に難聴といったことが原因で耳鳴りがしている場合は、耳鼻科医で診断がつく可能性があります。
しかし、耳鳴りは内科的疾患から起こることがあります。
耳鳴りの原因となる内科的疾患には、高血圧をはじめ、脳腫瘍や脳梗塞といった脳と血管の病気が挙げられます。
ほかにも、ストレスが原因で起こる場合も多いです。
また、加齢に伴う張力の低下が原因の場合もあるため、医師でも原因の特定は困難です。
様々な治療方法から選んでみたいのは
治療方法はいろいろあり、病院では投薬による治療が一般的です。
サウンドセラピーという海外から入ってきた方法では、補聴器を用いながらアプリケーションを使います。
これは、気になって仕方がない耳鳴りの音を、日常生活の中で耳にしている数多くの雑音の一つとみなすよう、脳をトレーニングするアプローチの仕方です。
画期的とはいえ、実際はなかなか難しい気がすることから、どちらかといえば、日本人にはなじみのある鍼灸治療で改善を試みるほうが良さそうです。
鍼灸治療で改善できる理由
鍼灸院を訪れた場合、リンパの流れを良くする施術が多く採られます。
現代人に多いのですが、パソコンに長時間かじりついていると、内耳がリンパ液によってむくんでしまうことがあります。
また、メニエール病もリンパ液の滞りによるむくみから起こります。
鍼灸院で行われる鍼治療の特徴は、鍼を打った部分に血液の流れを集中させ、血行を促進することです。
血の流れが良くなるとリンパ液も一緒に流れだしますので、むくみが解消され、耳鳴りの改善や緩和に繋がります。
鍼灸治療には、腰痛や肩こりを改善するためのもの、というイメージがありますが、実は、耳鳴りを改善する効果も期待できるのです。