日本人は頭痛持ち大国?代表的な頭痛の原因について
頭痛は様々な原因で起こる?
日本は頭痛持ちの人が多い国です。
頭痛の原因は様々で、大きく分けると病気に関係なく起こる「一次性頭痛」となんらかの病気が原因で起こる「二次性頭痛」があります。
二次性頭痛は、頭の外傷・脳血管疾患・感染症など危険な病気が原因で起こる場合があり、早急な治療が必要ですが、私たちが経験する頭痛のほとんどは一次性頭痛です。
ここでは、特に日本人に多い一次性頭痛の種類(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛)について説明していきます。
女性に多い片頭痛
片頭痛は、なんらかのきっかけで頭蓋骨内の血管が拡張するために起こる慢性頭痛です。
頭の片側に起こりやすいことからこの名前がついています。
脈を打つようにズキンズキンと強く痛むのが特徴です。
原因ははっきりしていませんが、女性に多くホルモンバランスが関係していることが分かっています。
片頭痛を予防するために、ストレスや不規則な生活を避け、片頭痛が起こりそうになったら頭の血管を冷やして安静にします。
受診して頭痛薬を処方してもらうのも安心です。
筋肉のコリで起こるが緊張型頭痛
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉が緊張するために起こります。
主な原因は、精神的な緊張、デスクワークなど同じ姿勢を長時間続けることです。
後頭部を中心に頭全体が重苦しいような鈍痛を感じるのが特徴です。
緊張型頭痛を解消するには、首や肩のストレッチをしたり温めたりして血行を促進させ、筋肉のコリをほぐすのが効果的です。
目の奥がズキズキ痛む群発頭痛
群発頭痛は、目の奥の血管が拡張して神経を圧迫した時に起こります。
はっきりした原因は分かっていませんが、一度起こると毎日同じ時間に起こるようになることから、体内時計のリズムになんらかの原因があるのではないかといわれています。
片方の目の奥にえぐられるようなズキズキした痛みが起こるのが特徴です。
群発頭痛になりやすい人はタバコや飲酒を避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。
また痛身が激しい時は受診して治療を受けることがすすめられます。