目や肩から来る辛い頭痛にツボ刺激
目や肩が原因の頭痛持ちが急増中
一日中パソコンやスマートフォンを使っている人は、目と肩の筋肉を酷使することでこりから頭痛に発展することが良くあります。
そうした頭痛を緊張性頭痛と言いますが、主に長時間同じ姿勢で同じ作業をすることで、筋肉が凝り固まって疲労が蓄積することが原因です。
辛い場合は頭痛薬を飲んで安静にしているのが一番ですが、ひどくなりすぎないうちにツボを刺激して症状を緩和させるのも良い手段です。
自分でも押せますが、辛い場合は鍼灸院に相談するのも良い方法です。
目のツボで痛みを緩和する
目や頭のツボを刺激して緊張をゆるめてあげると、比較的効果的な場合があります。
頭の後ろ、ちょうど髪の生え際を首の中心から両側へ向かって触ってみましょう。
顔を上に向けた時に指が止まるポイントが左右にありますが、そこが風池(ふうち)というツボです。
頭を手で抱えるようにすると、ちょうど親指が風池にあたるので、心地良く感じるところを優しく押してみましょう。
親指を置いたまま上を向くと、頭の重みで自然に刺激できるので、それで押すのも良い方法です。
もう一つ、こめかみ部分にも太陽点(たいようてん)というツボがあります。
ここを押して刺激すると、眼精疲労や片頭痛にも効果が期待できます。
強く押してはいけませんので、中指などでゆっくり気持ち良い程度に押してください。
また、爪を立ててはいけません。
肩こりのツボで痛みを緩和する
頭痛の原因が肩の筋肉のコリなら、押すと比較的すぐに痛みが緩和するツボがあります。
ツボは肩でなく手の甲にあるので、仕事や作業の合間にも押しやすいでしょう。
全部で3つありますが、1つ目は三間(さんかん)です。
人差し指の付け根、親指側の骨の側面のくぼみにありますので、反対の手指で押しましょう。
2つ目は、薬指の付け根、小指の骨との間にある、中渚(ちゅうしょ)です。
ここもくぼみがありますので、反対の手指で押しましょう。
3つめは手を握って探します。
握ると小指の外に出っ張りが出ますが、その頂点が後渓(こうけい)というツボです。
ここも反対の手指で押しましょう。
凝っている方の肩と同じ側の手の甲のツボが効果的です。
右なら右、左なら左とはっきりしているならそちらのツボを刺激しましょう。
他にも効果的なツボがありますが、自分では刺激が難しいところもありますので、一度鍼灸師に相談するのと良いでしょう。