鍼灸院に通う時に気になる価格相場は
鍼灸院で健康保険が使えるケースとは
鍼灸院に通おうかどうしようか悩んでいる人は、費用が気になっている場合も少なくありません。
鍼灸院でかかるのは、医療費ではなく療養費です。
この療養費に各種健康保険を使う場合は、いくつかの条件があります。
保険証は必須ですが、単に持って行けば適用されるわけではなく、医師の同意書が必要になります。
同意書とは、医師が鍼灸施術を受けても良いと認める書類です。
かかりつけ医や鍼灸院から紹介してもらった医師などに診てもらい、まずは同意書を書いてもらいましょう。
それを持って保険証と印鑑を持って鍼灸院に行けば、3ヶ月の期限をもって鍼灸院の施術を健康保険適用で受けることができます。
期限が過ぎても継続するなら、再度医師に診てもらって同意書を書いてもらいましょう。
文書ではなく口頭でも認められていますが、後々言った言わないのトラブルになることが多いので、書面にしておくと安心です。
療養費請求が認められやすい症状
同意書による療養費請求が認められやすい症状があります。
まず神経痛ですが、腰の痛みや肩の痛み、脚の痺れなどがある場合、適用となることが多いです。
次にリウマチですが、こちらは医師が治療を行う場合は保険の併用はできません。
基本的に病院での治療が最優先になりますので、事実上療養費請求はあまり行われることがありません。
そして五十肩(四十肩)、頸腕症候群、頸椎捻挫後遺症などがあります。
特にムチウチ症などによる首の痛みや頭痛などは認められやすいでしょう。
近年は変形性膝関節症なども多く認められるようになっています。
いずれにしても、医療による保険治療を受けている場合には、併用することはできませんので注意しましょう。
鍼灸院の気になる価格相場は
鍼灸院でかかる実費は、相場としては1回4,000~5,000円程度でしょう。
月に1~2回のペースで通うのが一般的ですので、月額8,000~10,000円といったところを目安に考えておけば良いでしょう。
保険適用となる場合は、これに対して指定の割合になります。
一般的には3割負担ですので、単純計算で5,000円なら1,500円です。
75歳以上の一般・低所得者は1割、70~74歳までは一般・低所得者は2割です。
ただし、高齢者も現役並みの収入なら3割負担となります。