腰痛は病院で改善できる?
腰痛の種類や状態によっての使い分け
腰の痛みやハリが辛くて仕方ない時や、突然のぎっくり腰などでお悩みの際には病院で診断を受けるのも1つの方法です。
痛みやコリ、ぎっくり腰の症状は整形外科でまずは診てもらいましょう。
腰のレントゲンなどを撮るなどして医学的に診断を図り、治療の必要がある場合は治療法の提案を、経過観察となる場合は対処法や日常生活のアドバイス、湿布薬などの処方をしてくれます。
重度のヘルニアなどの場合にはレーザー手術などの治療が提案されたり、骨の異常が見られる場合には人工関節などを埋め込む手術などが提案されることもあります。
選択肢がそれ以外にないといった場合を除き、手術を行うのか、それ以外の温存療法を選択するかは患者さんの選択にゆだねられるのが一般的です。
一方、腰痛の原因は整形外科的なことだけでなく、子宮がんやすい臓がんなど内臓的な病気の影響で腰に痛みやハリなどを感じている場合もあります。
腰が辛いのに整形外科で異常が見られない場合には、内科系の診断も受けるために他の診療科を尋ねるか、人間ドックなどを受診して何か原因がないかを確認するのがおすすめです。
病気や重い症状がなかった場合
内科系の病気ではなく、経過観察程度で病院での特段の治療の必要がない場合や温存療法を選択したいという場合には、鍼灸治療が役立つことも少なくありません。
血流を促して筋肉のコリを緩和したり、神経系統のバランスを整えてトリガーポイントに働きかけて炎症緩和を促すとともに、体の巡りがよくなり、代謝がアップすることで自然治癒力も高まっていきます。
これによって慢性的な腰痛が楽になったり、ぎっくり腰などの急激な痛みからも解放されます。
辛い症状の緩和や維持にも
ヘルニアなど辛い状態の腰痛も鍼灸治療での緩和が目指せ、それ以上悪化しないように状態の維持や悪化予防も図れます。
手術をするか悩んでいる間のケアのほか、術後のリハビリを兼ねての利用も可能なので、病院の医師と相談しながら、東洋医学的な方法も活用してみましょう。