耳鳴りで病院に行ってもいまいち改善できない時には
耳鳴りが気になったらまずは病院で診察を
キーンという高音やセミが鳴いているようなざわめく音がずっと聞こえたり、耳鳴りが気になる際にはまずは病院で診断を受けるのが基本です。
耳鳴りの原因は色々と考えられますが、他に症状がない際にはまずは耳鼻咽喉科の診療を受けましょう。
三半規管に問題があるのか、脳神経系統の問題なのか、過去の交通事故などの後遺症が出たのか、ストレスや疲労などに起因しているものなのかに応じて、継続治療や他の診療科の受診などをすすめてもらえます。
脳神経系統の大きな病気やメニエール病などの病気や特定の症状によるものではない場合、オーバーワークにならないよう気をつけなさいと言われたり、休憩する時間を設けるようにというアドバイスのもとで経過観察になることも少なくありません。
大きな問題はないと分かったのはよいとして、常に耳の奥で音が鳴っていては辛いものです。
こうした際に改善をサポートしてくれるのが鍼灸治療です。
神経系統を整えて耳鳴りを改善
鍼灸は東洋医学に基づく長い歴史を持ち、鍼や灸で体のツボに刺激を与えることで血流やリンパの流れを促すとともに、自律神経や副交感神経などの働きをスムーズにして神経系統に働きかけたり、ホルモンバランスを整えたりする働きが期待できます。
これによって体の機能が活性化し、人間が本来有する自然治癒力や免疫力なども向上してくるので、耳鳴りに影響を与えている要因の除去や緩和、耳鳴りが自ら改善できる力を高めることが期待できるのです。
気になる方は病院に相談を
鍼灸師は専門知識と技術を習得して国家試験に合格した専門家で、健康保険が適用できるほど社会的にも認められています。
初めて鍼灸治療を受けるのに不安がある方は、診療を受けた病院に相談してもいいかもしれません。
アドバイスのほか、鍼灸治療を受けるにあたって医師の同意書があると訪問鍼灸や保険適用などを受けることもできるからです。