年齢による体調の変化に鍼を
日本人の多くが悩む肩こり
特に40代から50代の男女に多く見られますが、原因はそれぞれあるにしても、たかが肩こりとは言っていられない状況です。
女性は更年期に差し掛かる年代もあり、女性ホルモンの分泌量が低下することで血流が悪くなるのも原因と考えられます。
頭痛や痛みを伴い、冷えも出るので夜なかなか寝付けない人もいます。
もちろん、肩の骨や筋、腱に何らかの障害が出ている可能性もありますので、酷い場合は整形外科で診察を受けることが重要です。
そうした検査でも異常がなく、慢性的なコリや不調がどうにも続くという場合には、鍼灸を考えてみるのも一つの手段です。
鍼灸における肩こり改善のポイント
鍼灸治療院では、鍼灸師という国家資格を持つ専門家が施術を行います。
コリや痛みを改善するものの他に、美容やスポーツ選手向けのものなどもありますので、治療方針や施術内容はあらかじめ確認しておきましょう。
肩こりの原因にもよりますが、症状は一人ひとり全て違うと言われますし、どのような施術が最適かは鍼灸師がよく見た上で検討する必要があります。
だから初めて行く場合には、しっかり問診や触診を行い、カウンセリングに時間をかけてくれる鍼灸院が良いでしょう。
一般的に、肩こりは血流の悪さが直接的な原因になっている場合が多いです。
鍼や灸は血行を改善するのにとても高い効果があると言われていますので、肩こりの改善には大きな期待があるでしょう。
ツボを刺激してコリを和らげる
鍼灸と一言で言っても、鍼と灸はまったく別の施術になります。
同じなのはツボを刺激して効果を促す点で、首から肩にかけてはたくさんのツボがあるので、そこを中心に施術を行います。
ただ、ツボは全身を反映するもので、肩のツボが肩にしかないわけではありません。
場合によっては手足にあるツボを刺激して効果を促す場合もありますので、そうした点が他のアプローチとは大きく異なる点と言えるでしょう。
温めたほうが良い場合は灸が用いられ、緊張やストレスなどで筋肉が硬直している場合は鍼が用いられることが多いです。
いずれにしても信頼できる鍼灸師としっかりと相談して、最適な施術を受けるようにしましょう。