偏頭痛と緊張型頭痛、その原因は
よくある痛み、でも甘くみてはいけません
体の不調や痛みは様々なものがありますが、その中でも最もポピュラーで、よくある痛みに頭痛があります。
頭が痛いという経験はないという方はほとんどいないでしょう。
ありふれた症状ですが、月に1回以上悩まされる方も多く、頭痛外来という専門分野で診察を行う医療機関もあるほどです。
頭が痛い位で病院に行くなんて大げさだと思われるかもしれませんが、市販されている鎮痛剤では痛みが軽減されない場合や、頻繁に痛む場合など、生活に支障が出るほどならば、一度受診して相談してみると良いでしょう。
数日痛みが続くことも
頭が痛いと言っても、痛み方や痛む箇所などで何種類かに分類することができますが、特に女性に多いとされるのが偏頭痛です。
その名の通り、頭の左右どちらか片側だけが痛む場合が多いのですが、両側が痛むことも珍しくありません。
心臓の鼓動に合わせるようにズキンズキンと痛み、時吐き気を伴うこともある上に、症状が数日間続くこともあるので、日常生活に支障をきたすこともあるようです。
原因として考えられるのは肩こりやストレスですが、明確になっているわけではなく、個人差もあると言われています。
チーズやチョコレート、チーズ、赤ワインなどの食品を摂取することで誘発されるというデータもありますので、悩まされている方は、痛みが起こった日の環境や食事内容を記録しておくと、原因が掴めるかもしれません。
光や音、においに敏感になり、体を動かすと痛みが増幅されてしまうので、無理をせず、静かな暗い部屋で休むようにしましょう。
肩こり、血行不良に注意
偏頭痛と並んで多いのが、緊張型頭痛と言われるタイプです。
頭が締め付けられるように痛むのが特徴で、市販の鎮痛剤では効果がないこともあります。
時々痛む反復性と、ほぼ毎日痛みに襲われる慢性があり、老若男女を問わずに見られる症状です。
肩こりや目の疲れなどの身体的なストレス、または精神的なストレスも原因となります。
首から肩、背中の筋肉が緊張し、血流が悪くなることで起こる痛みですので、疲れてきたなと感じたら、ストレッチを行ったり、肩や目の辺りを温めたりすることで軽減させることも可能です。
シャワーや入浴も効果的ですので、薬が効かない場合に試してみると良いでしょう。