40〜50代の肩こりの考えられる原因と対策
老化による筋肉の衰えや運動不足が原因の場合
40〜50代になってくると、どうしても筋肉が衰えてきます。
運動不足の人はなおさら、使わない部分が弱くなってしまうのです。
肩周りの筋肉は、使わなければカチカチに緊張して血の巡りも滞ってしまいます。
その結果、肩が痛んだり上がらなくなったりするのです。
腕を回したりブラブラ揺らしたりする運動を行うことで、肩周りの筋肉もほぐれて肩こりも緩和するでしょう。
眼精疲労が関係しているかも
年を取るとともに、視力も低下して眼精疲労が酷くなる人が多いです。
長時間のパソコン作業やスマホいじり、運転などをしていると、目が疲れてかすんでくるせいで猫背になってしまうことがあります。
姿勢が悪くなることで首や肩周辺の血流が悪くなって、その結果肩がこるというケースもあるでしょう。
視力が悪いのに裸眼で過ごしている人や、度の合っていない眼鏡を使っている人なども注意が必要です。
老眼になってきたら、老眼鏡を使うなどの対策を考えたいものです。
このタイプの肩こりは、日頃から目を酷使しないことや背筋を伸ばした正しい姿勢を心がけることで予防ができるでしょう。
更年期の症状として肩こりがするケース
40〜50代になると、更年期障害の症状が出る人も出てきます。
更年期の症状の一つに、四十肩や五十肩のような肩の痛みや酷い肩こりがすることが分かっています。
更年期はホルモン分泌が減ってしまい、その結果自律神経が乱れて心身に様々な不調が起こるのです。
更年期による肩こりの場合は、冷えを解消して血流促進を図るとともに自律神経を整えることが大切になってきます。
婦人科で更年期の薬を処方してもらうのも一つですが、鍼灸院での鍼治療を受けてみるのもおすすめです。
鍼を打つと体温が上がり肩回りの血流も良くなります。
体がぽかぽかしてくると免疫力も向上して自律神経も正常に機能してきます。
鍼灸では薬には頼らずに、本来人間が持っている自然治癒力を回復させて体質改善を図ります。
副作用もありませんので、更年期の肩のコリに悩んでいる人は一度鍼治療を受けてみましょう。