腰の疲れや痛みを感じる働き盛りへ
働き盛りは腰痛盛り
腰痛は高齢者だけのものではなく、30〜40代の働き盛りの男女にもよく起こる悩みです。
腰は要という字が入っているように、体の要となる場所にあり、日常生活の動作で常に酷使されている部位です。
1日中歩き回っている人も、1日中デスクに張り付いている人も、腰には常に大きな負担がかかっています。
動かしても動かさなくても非常に疲労しやすいため、働き盛りは特に注意が必要でしょう。
鍼灸院を利用しよう
腰が重い、だるいと感じたら、近くの鍼灸院に行ってみるのも良いでしょう。
鍼灸院では鍼や灸を受けられますが、いずれにしてもツボを刺激することで体のバランスを調整するのが目的です。
鍼を刺すなんて怖いと感じるかもしれませんが、直径は0.12~0.44mmという極細の鍼なので、刺して痛みを感じることはありません。
中国で紀元前から行われていたという文献が残っていますので、2000年以上もの歴史があると言えます。
どこを刺激するか、どのように施術するかは鍼灸院によっても異なりますので、内容は一概に言えません。
ただ、自然に元に戻ろうとする体の力をサポートして、血行を良くしたり緊張をほぐしたりして楽にしてくれると言われています。
お灸も進化している
お灸は自宅でもできるよう簡単なものがドラッグストアなどでも売られていますが、肝心なのはどこにお灸を据えるかという点です。
まずはツボを外さないことが大切ですので、やはり専門家にかかるのが一番でしょう。
昔からお灸は熱いものというイメージがありますが、近年鍼灸院で受けられるお灸には、肌に跡が残らないよう工夫されたものなどもあります。
熱いから効くというのは素人の勘違いで、プロが適切にツボを刺激すれば、熱さも辛さも一切必要ないと言われています。
いずれにしても自分でするには腰は難しい部位ですし、灸師に任せたほうが良いでしょう。
カウンセリングがしっかりした鍼灸院が一番
きちんとした鍼灸院なら、いきなり施術などはせず、カウンセリングで十分に確認してから方針を決めます。
初めてのところで施術を受けるなら、まずはじっくり話を聞いてもらうと良いでしょう。
何が原因で不調が起こっているのか、きちんと探ってから施術を始めるところなら安心です。