体質改善による根本治療を
一時的な対処療法とは異なる
肩こりや腰痛などを感じた際にマッサージをしたり、体を温めたり、冷やしたりして痛みやコリをほぐして凌ぐという方も多いのではないでしょうか。
ですが、これは根本治療には繋がらず、一時凌ぎに過ぎず、数時間もするとまたコリを感じる場合や翌日には戻ってしまうという方も多いことでしょう。
鍼治療はこうした一時的な対処療法とは異なり、体の自然治癒力を高め、体質改善を図って根本治療へと結び付けることができます。
自然治癒力の向上や回復を
鍼治療は体に無数にあると言われている神経系統などとも繋がっているツボに鍼をさして刺激を与えることで、神経の流れを整えたり、血流を促進させることで体の巡りを整え、ホルモンバランスを改善したり、新陳代謝を活性化させて自然治癒力を高めることができます。
私たちの体にはもともと自然治癒力という病気やケガから身を守り、治そうとする力が宿っています。
たとえば、ケガをして切り傷ができた際、少しずつ傷口が狭まり、かさぶたができて剥がれ落ち、元の皮膚へと戻っていくのも、体自らが治していく自然治癒力の一つの表れです。
風邪を引いたりした際にも、ずっとそのままではなく、熱を出したり、汗をかいたり、咳や痰を出してウイルスを追い払い、体がウイルスと闘って自らの体を治していくのです。
もっとも、不規則な生活や忙しい生活、食生活の乱れや栄養不足などが起こると、免疫力や自然治癒力が低下してしまいます。
現代人に起こりやすい自然治癒力の低下で、体に様々な不調が生じて、治りにくくなっていき、慢性的な肩こりや腰痛、便秘やだるさなどに悩まされる方が少なくありません。
それを鍼治療によって免疫力や自然治癒力の回復や向上を促すことで、根本治療ができるのです。
じっくりと体質改善を
鍼治療は西洋医学による治療や医薬品などと異なり、即効性はありませんが、鍼治療を通じて定期的に体のメンテナンスをしていくことで、少しずつ体質が良い方向へと改善し、健やかな体作りが目指せます。