鍼治療で腰痛を治すことはできるのでしょうか
あらゆる手段を使って腰の痛みを撃退したい
鍼灸診療といっても今の若い人たちは知らない人が多いのではないでしょうか。
鍼灸治療には鍼治療とお灸による治療があります。
どちらの治療も、どちらかといえば年齢の高い層に好まれる治療方法です。
果たして鍼灸治療で激しい腰の痛みは撃退できるのでしょうか。
様々な実例がありますが、たとえば、鍼治療で腰の痛みの改善ができた人たちはたくさん存在します。
実際に体に鍼を刺す治療方法が、激しい腰の痛みにも効果があるので、今、鍼灸院を訪れる人たちの列が絶えることはありません。
一度でも激しい腰の痛みを経験したものは、あらゆる手段を使ってそれを改善したくなります。
ビタミン剤や栄養剤などのサプリメントを服用するのも一つの手段です。
鍼灸院を訪問するのも、もう一つの重要な手段となっています。
鍼治療で腰痛を改善するメカニズム
鍼灸治療は米国の内科学会の腰痛治療に関するガイドラインでもその使用が推奨されています。
これは鍼灸治療の効果が高いからにほかなりません。
さて鍼の治療で腰痛を治すことができるのでしょうか。
これには様々な説がありますが、その中で一番信頼できそうなメカニズムについて述べてみましょう。
キーワードは血流の改善です。
鍼を刺すということは体内への異物の侵入にほかなりません。
異物が体内に侵入するとそれを排除しようとするメカニズムが働きます。
鍼を刺された部分に一気に血液が集中して、その周辺の血液循環が高まります。
新鮮な酸素やビタミンなどの栄養を含んだ血液が筋肉に行き渡ることで筋肉痛、ひいては腰痛を改善できるという仕組みです。
健康保険医療対象の鍼灸治療
気になるのが鍼灸院で鍼治療をしたとして、その料金です。
鍼灸院は病院の一種ですから、健康保険が適用される鍼灸治療もあります。
どんな種類の病気が健康保険対象になっているのでしょうか。
法律では次のような症状の治療のときに、鍼灸治療の保険適用が認められています。
まずそれは慢性病である必要があります。
そして現代医学で適当な治療方法がないものに限られます。
該当する症状は神経痛やリウマチ、五十肩や腰痛、 頚腕症候群、頚椎捻挫後遺症の6種類の病気が、健康保険医療対象として認められています。