自然回復で身体を良い状態に戻すことができるお灸
身体の負担が少ない治療法
東洋医学では、西洋医学のように症状に合わせてピンポイントで治療をしていくのではなく、身体全体のエネルギーの流れを整えて、人が本来持っている自然治癒力によって、根本的に身体の不調を回復していきます。
整体や鍼など様々な方法がありますが、その中でもお灸は、身体への負担も少なく、体力がない人や痛みに弱い人でも安心して行える治療法です。
エネルギーの滞りを改善する
お灸は身体に無数にあるエネルギーの交差点であるツボを、温熱によって温めていき血行を良くして、免疫力などをアップさせていくことができます。
血液の流れが良くなることで凝り固まっている筋肉をほぐすことができる場合や悪い気が溜まっていた部分もツボを刺激することで老廃物などを流して身体の外に排出できるようになるので、身体の調子を整えていくことができるのです。
お灸はどんな症状に効果があるのか
ツボはたくさんあるので、いろいろな場所にお灸をすることで様々な効果を得ることができます。
たとえば肩を自分で押したときに痛い場所があると思うのですが、そこには「肩井」というツボがあります。
ここを温めると首や肩のコリをほぐすほかに、寝違えの症状を和らげること、目の疲れや耳鳴りなど耳の不調の改善、歯痛や頭痛などにも効果が期待でき、全身の血行を良くすることにも繋がるので冷え性といった症状の改善も期待できます。
覚えておきたいツボの位置
お灸でツボを温めることで、肩や首、背中などのコリをほぐしたり、冷え性や腰痛などの慢性的な症状のほかにも、胃腸の調子を良くしたり、身体の不調だけでなく精神的にリラックスできたりと様々な効果が期待できます。
首の付け根の部分にある「風池」や手の甲の親指と人差し指の付け根の辺りにある「合谷」といったツボは指で押しても効果的なので覚えておくと良いのではないでしょうか。
一つのツボだけでなく、複数のツボを刺激することで身体の不調を改善していくことができます。