酷い肩こりにはお灸をするといいのか
肩こりに悩む人は多い
現代では電車や車などの交通が発達したおかげで歩く距離が少なくなり、運動不足になっている方が多いです。
運動不足になると血流が悪くなるため血行不良に陥り、疲労物質が溜まりやすく重量のある頭を支える首や肩に負担がかかりコリが酷くなります。
また、デスクワークなどで座って同じ格好をして仕事していると余計に姿勢が悪くなります。
ストレスで自律神経が乱れて血行が悪くなり、肩こりが酷くなる方もいます。
仕事や遊びでパソコンやスマートフォンを長時間見続けて、眼精疲労を起こして頭痛や肩の痛みを訴える人も多いです。
これらの様々な要因があり、老若男女全ての世代で肩こりの症状に悩まされていて、日本では多くの方が痛みやコリを訴えていています。
お灸だと跡が残りそうで心配だが
肩のコリは様々なことにより血行が悪くなって疲労物質が溜まりやすくなるのが原因ですので、温めて血行を良くし疲労物質の蓄積を防ぐのが最も良い方法です。
お灸はもぐさを燃やした熱で温めるので、コリが溜まっている場所や自律神経を回復するツボに行うと痛みが解消することがあります。
ただ、お灸というと熱いとか、そのままもぐさを皮膚に乗せるので火傷や跡が残るのが心配と尻込みをする方が多いです。
肩や首周りの痛みの酷い場所に施術した場合、肩の開いた服を着るのもためらわれます。
旧来のものではそのまま燃やして皮膚を焼ききって熱を加えることがありましたが、鍼灸院では間接的に熱を加える方法を用いているところがほとんどです。
台の上にもぐさを置いて直接火を当てないようにするところが多くなっていますので、火傷の心配もなく跡が残ることもないでしょう。
直接置く方針の鍼灸院の場合は、患者に事前に説明をするインフォームドコンセントの方式を採っています。
心配であれば、施療前に問診の時点で確認するようにしてください。
継続的に通院するのが大切
お灸で肩こりが酷い場所やツボの部分を温めても、1回で治るわけではありません。
月に数回程度通って血行を良くする体質に改善していく必要があります。
自身でも酷いときには肩や首と腕を回したり、ストレッチや歩行する習慣を付けたりするなどの対策をすると痛みを軽減しやすいです。
ストレスが溜まっている場合は気分転換も必要でしょう。