顎関節症治療で、当院の治療が他院と圧倒的に違うのが、治療期間が非常に短期間で済むこと、治療に伴う痛みや不快感がないこと、併発している頭痛や肩こりも同時に改善できることなどが挙げられます。顎関節症は口と顔面に痛みを生じる障害の一つで、筋肉に症状が出るものと関節自体に症状が出るものがあり、治療法としては日常生活でセルフケアを行う、飲み薬の服用や注射をする、スプリント療法(マウスピース)などが行われます。いずれの治療法も長期間に渡り継続させなければいけない、副作用や痛みを伴うなどのデメリットがあります。
鍼灸治療が筋肉や関節の炎症を鎮めたり血行を促したりする働きがあるということは、徐々に一般の皆様にも浸透してきた感があり、「顎関節症にもハリは効果ありますか?」というご質問を最近は当院でもとても多く頂くようになりました。確かに鍼灸にはそのような働きが高いのですが、当院の治療の場合はそれだけにとどまりません。本来の鍼灸の真道は体全体を診る医療となっています。
したがって、顎関節という炎症部位をしっかり診て治療するのはもちろんなのですが、なぜそうなっているのかということに着目しその原因となっている根本から治療をしていくという特長があります。したがって再発防止につながるのはもちろん、顎関節以外にも頭痛や肩こりなどの原因になるような体の状態も改善させますから、明らかに体全体が変化していくことを感じて頂けると思います。顎関節症になりやすい人の体質で代表的なものが「肝(かん)うつ」「瘀血(おけつ)」といわれるものがあります。
鍼灸(東洋医学)の世界では体内に臓器に加えて気(き)・血(けつ)・水(すい)という組織があるとしており、それらが体内を過不足なく、滞りなく流れている状態を健康体であるとしています。その流れに不具合が生じたときに人は病になるとしており、顎関節症もその組織に何かしらの乱れが生じた結果としています。患部だけを診る現代医学に慣れてしまうと何だか遠回りのように感じられるかもしれませんが、人間の体は機械のように無機質に存在しているわけではありません。ある部分に不具合が出ると必ず他の部分にも関連付いていきます。現に顎関節症の人はそれだけでなく肩凝りや頭痛を併発している人がとても多くいらっしゃいます。
瘀血という症状が絡むとそのような反応が出やすいのですが、判りやすく言うと血がドロドロとした状態になってスムーズに流れない状態にあるのを瘀血と呼んでいます。鍼灸(東洋医学)の世界では血は血液とホルモンを併せた状態で捉えていますから、瘀血になると血液もホルモンも体内をスムーズに流れることが出来なくなり、体に様々な不具合を出しますから顎関節症や肩こり、頭痛などを引き起こすとされています。
次に肝うつですが、肝の働きは現代医学の肝臓としての役目だけでなく、鍼灸(東洋医学)の世界では体全体の新陳代謝に関わり気(き)血(けつ)のコントロールをする臓器として捉えています。気なんて言うと現代医学にその認識がありませんから、曖昧に感じられてその時点で鍼灸を民間療法的なものだと捉えられてしまう場合もあるのですが、生命エネルギーそのものと捉えて頂ければ良いです。やる気や元気ということですね。目には見えなくてもそのようなエネルギーに溢れる人とそうでない人の精神や肉体の充実度は違うと認識されたことのある人は多いのではないでしょうか。
肝うつとは気血(きけつ)をコントロールするはずの肝が上手く働けていない状態で気も血も体内をスムーズに流れず、体に不具合を出し顎関節部分にその反応が出ると顎関節症となります。そういった根本の原因になるようなことから治療していく方法を説いた、とても理にかなった医療が鍼灸なのですが、残念ながら治療院において技術の格差が非常に大きいというデメリットがあります。
肝うつや瘀血は代表的な症状なのですが、鍼灸の世界は過去の膨大な臨床経験の元確立されたいわば経験医学のようなところがありますから、治療にも診断一つにもかなりの技術と知識を要する医療なのです。肝うつや瘀血だけでなく、10人患者様がいらっしゃれば10通りの原因があるということになります。それらを見極めるのが脈診(みゃくしん)・舌診(ぜっしん)・問診(もんしん)といわれる鍼灸(東洋医学)の独特の診断法です。これによって治療に必要な情報を引き出し、適切なツボを選んでいかなければならないのですが、ここにも非常に高い技術力が必要となります。(脈診・舌診・問診に伴う痛みや不快感はありません)
当院の代表者は鍼灸師の国家資格以外に診療放射線技師の国家資格も持ちますから、医療現場において他院と圧倒的な知識と経験数を持ち合わせています。的確な治療を行えば顎関節症の治療はほんの数回程度で済みます。しかも根治治療に限りなく近く、他の症状も改善へと導く非常に素晴らしい治療法なのです。本当の鍼灸を受けたなら、血行を良くする、炎症を抑える、そのような単純なものだけではないと認識頂けると思います。どうか一度本当の治療を受けてみてください。体が明らかに変化することを感じて頂けるはずです。
数年前から口を開けるときにカクッと音がしており、ある日の朝いつも以上の激痛を顎に感じ、パンもまともに噛むことができませんでした。
職場近くのまえだ鍼灸院にすぐに予約し、その日の仕事終わりに伺いました。当然鍼は痛い所に打たれるものかと思っていたのですが、手足と背中にのみで鍼の痛さもほとんどなかったので安心しました。その場で痛みカクッという音もなくなり、顎の周りが軽く口が開けやすくなりました。
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