三叉神経痛(顔面神経痛と通称名で呼ばれることもあります)は、MRIなどで検査して脳腫瘍などの大きな疾患が無い限り、投薬を受けるか、ブロック注射をするか、最終的には手術療法を選択するか現代医学においてはそういった治療法になります。
しかしながら、東洋医学(鍼灸)の世界では、多くの治療法が存在し、かなりの即効性があること、根治治療が出来た症例もとても多く存在するのです。
特に当院の治療は全く痛みがありませんし、症状の出ている患部にだけハリをしていく治療法と違い、体全体から治していく治療法ですので、激しい痛みが出ているときにご来店いただいても、患部に触れずとも治療が出来ますから、痛みや恐怖感、不快感がまったくありません。
風が当たることや軽く手が触れるだけでも痛みが出る三叉神経痛ですが、当院の治療方針ならその場でかなりの痛みが軽減され、もしその後、更に治療を継続させることが出来たなら再発しない状態に整えることも可能です。
なぜそのようなことが可能なのかと言いますと、軽く先ほども記載しましたが、患部だけを診る治療法と違い体質から見直し、その時の気象条件やライフスタイルなど様々なことを考慮した適切な治療を行うことに起因します。
三叉神経痛はインターネット上でも多くの文献が存在しますから、今回あえて現代医学的な見地からの記載は省き、東洋医学(鍼灸)の世界に沿って考えていきたいと思います。
人の体内に臓器に加えて「気」「血」「水」が存在するとしているのが東洋医学の世界なのですが「瘀血(おけつ)」と呼ばれるものがあります。これは判りやすく言うと血がドロドロとして上手く体内を巡ることが出来ない状態を言います。
また「血」は血液だけでなくホルモンも含めて血としていますから、「瘀血」は痛みを引き起こす様々な原因を作るとしています。そして東洋医学の世界では人間が自然の一部であるとの考えから気象条件も身体に反映されるとし、「風寒(ふうかん)」や「風熱(ふうねつ)」の影響も考慮する必要性があると説いています。
「風寒」はクーラーなどの冷たい風や気温が急に下がることなどを指します。「風熱」は逆に気温が急に上がること、またストレスなどによって体内で熱(炎症)が起き、熱は上に昇っていく性質があることから、顔面部に反応を強く出しやすいと捉えています。進んだ文明社会に生きる現代人にとって今さら自然の一部と言われてもピンと来ないかもしれませんが、たまたま体力の落ちている時に寒い場所に行って風邪を引いたり、季節の変わり目で気温差の激しい時期に体調を崩したりという実体験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
反応の出方が人によって微妙に違うため、枝葉は別れますが、人間の体は元々の体質に加えて自然の影響を受けながら暮らしています。そこを深く考慮した医学は実はとても理にかなっているのです。
したがって三叉神経痛の治療は瘀血を改善させながら、風寒なのか、風熱なのか、もしくは他の原因が絡んでいるのか、きちんと見極めた上で治療をしなければならないですし、それさえ出来ればかなりの即効性を持たせ、根治治療も可能となります。
つまり再発防止が出来るのです。ぜひ皆様、現代医学だけでなく、もう少し広い視野で考えて頂いて東洋医学の治療も検討してみてください。副作用のない安全な治療です。
また現在投薬や神経ブロックを受けている人は副作用を最小限に食い止めることも鍼灸は得意ですので、そういった治療を併用しながら受けて頂くことも構いません。
最後に、三叉神経痛と同じような症状が出る帯状疱疹後神経痛や群発頭痛、副鼻腔炎なども当院の鍼灸においてかなりの治療実績があるのですが、このページは三叉神経痛に絞って記載しております。他の症状を抱える方もぜひご相談いただければと思います。細分化された現代医学が必ずしも正しいとは限らないのです。
一ヶ月ほど前から顔に刺すようなきつい痛みが出てくるようになりました。
病院での原因は不明。特発性三叉神経痛と診断され薬を処方されましたが、ほとんど効果がありませんでした。化粧や歯磨き、食事のたびに激痛が走るのでまともに生活すらできず困っていたところ、同じように三叉神経痛で通って良くなったという同僚の勧めでまえだ鍼灸院へ。
病院では手術を勧められていたほどでしたが、初回で痛みに変化がありました。
続けるうちにだんだんと激痛が出なくなり、4回目の治療後には違和感が残るのみとなりました。その後も続けて通いそのさらに3回後には違和感もなくなってしまいました。
Mail(全院共通)
web@maedashinkyuuin.com