排便の状態は健康のバロメーターであると言っても過言ではありませんので、現代医学においても東洋医学においても、様々な体の情報が含まれるものとして捉えられています。
大腸がんや大腸ポリープがある場合は便秘傾向になりますので、医療機関できちんと検査を受けねばなりませんが、特に大きな疾患が認められないのに便秘傾向にある現代人も多く見られます。
安易に便秘薬に頼っている方、体質だから治るものではないと諦めている方などいらっしゃいますが、当院の鍼灸治療を受けて頂いたならその認識は大きく覆されると思います。
便秘だけでなく腹部の張りを不快に感じていらっしゃる方は、治療しているその場で楽になりスッキリしますし、治療に伴う痛みは全くなく、お灸も温かくてとても気持ちが良いものです。
病気との認識には至らないので現代医学では治療法がありませんし、市販されている便秘薬も必ず副作用があります。漢方も自分の体質に合っていないものを服用していては逆効果になりかねません。
もう少し視野を広げて当院の東洋医学(鍼灸治療)の力を試してみませんか?
東洋医学(鍼灸)の世界では便秘という1つの現象においても人それぞれ様々な原因があり対処法も変わります。
ほんの一例ですが挙げてみると「肝鬱(かんうつ)」「気虚(ききょ)」「脾虚(ひきょ)」「腎虚(じんきょ)」などがあります。
それらの原因は単発で存在している場合もありますし、複数の原因が絡み合って便秘として表れている場合もあります。
それら全体を診て、治療していくのが東洋医学(鍼灸)の治療です。
現代医学では消化器の働きは胃や腸を調べて特に異常が無ければ治療法が存在しませんが、人の体は機械のように無機質に存在しているわけではありません。
それぞれの臓器や組織がそれぞれの働きを担いながら、お互いに関連を持って健康を保つ、そのバランスを取る必要性があります。鍼灸の世界で体内に存在する臓器は心・肺・肝・腎・脾の5つで、臓器以外の組織として気・血・水が存在するとしています。
それらすべてがスムーズに滞ることなく働く必要性があり、その状態が保たれて健康とし、便秘はそれが崩れた状態が表面化したものです。まず肝鬱ですが、現代的に判りやすく言うとストレスが溜まっている状態です。
東洋医学(鍼灸)の世界ではストレスの影響を最も強く受けるのが肝であるとしています。現代医学の肝臓と若干認識は異なりますが、ストレスが便秘と関係していることは聞いたことありますよね?
東洋医学では肝への悪影響はそれだけでなく気や血の働きも鈍らせるとしています。気は生命エネルギーそのもの、血はもちろん血液なのですがホルモンもここに含めて考えています。
したがって単なる便秘と捉えがちな人も多いですが、気も血も上手く働けない状態ですので、他の体の器官にも悪影響をもたらし、生理不順や肌荒れ(ニキビ)、頭痛、肩こりなどにも、いずれは関係していきます。
「脾虚」は消化吸収を司る大事な働きが上手く作動していない状態、「腎虚」は遺伝的な要因や年齢とともに衰えた体の機能を表したものとなります。これらはあくまでほんの一部で、実際にはもっと様々な原因がありそれに伴った対処法もとても多く存在しています。
東洋医学の認識は細分化されデーター化された現代医学に慣れた皆様にとっては曖昧に感じ、とっつきにくい部分もあるかもしれません。しかしながら実体験でストレスが溜まると便秘になったり、便秘になると肌が荒れたり、生理に伴ってお通じの状態が変動したりの経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
東洋医学とは、体全てのバランスを整える医療です。すべてが整うと便秘だけでなく、生理不順も肌荒れも頭痛も解消されるのです。
そんな素晴らしい医療があるのですから是非皆様にも味わっていただきたいです。あなたの体の中にまだまだ眠っている力があります。それを使わないで薬に頼るなんて、体質だからと諦めるなんて、本当にもったいないことですよ。
1週間ぐらい便が出ない日は珍しくないです。先生にそう話すと、それは普通ではないからしっかり治さないと腸閉塞や胃腸炎の原因になると教えてもらいました。確かに便秘になってからお腹が痛くなり、吹き出物が多くなり生理痛などもひどくなりました。便が出ないということは、体の老廃物が溜まったままで、体内の血液を汚したり、流れを悪くするとの事。
2カ月ほどハリ治療を受けましたがどんどん便秘が解消され、それと同時に肌荒れや生理痛も改善されました。改めて便秘になることでいろんな病気と関係してることを痛感しました。
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