胃もたれは内視鏡などで検査しても特に異常が認められない場合が多く、病気ではないとの認識で、日ごろの食生活や元々持って生まれた体質的な問題とされ、現代医学においては治療法がほとんどありません。しかしながら東洋医学(鍼灸)の世界では「食積(しょくせき)」や「脾胃虚弱(ひいきょじゃく)」と言われる原因があり、胃もたれの治療法もきちんと確立されていますし、現代医学のように軽い胃腸障害や消化不良だけの認識にしていません。現代医学は臓器一つ一つをバラバラに診ていく医療ですが、東洋医学(鍼灸)では、臓器それぞれの働きだけでなく、全体を診ることが大切だとしている医療です。
体内に心・肺・腎・肝・脾という5つの臓器が存在し、それに加えて「気」「血」「水」という組織もあると考えています。気は判りやすく言うと生命エネルギーそのものであり、血はもちろん血液なのですがホルモンもここに含めて考えています。
そして水は免疫系を広く司る大事な組織です。これらが密接に関連・影響し合って過不足なく働いている状態を健康な体とし、不足があれば補う、過剰があれば鎮め整える医療です。データー化され細分化された医療に慣れると何となく曖昧に感じピンと来ないかもしれませんが、人の体は機械のように無機質にパーツが存在しているのではありませんよね。ですから胃もたれも胃だけで診ると異常が認められず、治療法がなくなってしまいますが、体を総合的に診ると幾らでも治す余地はあるのです。
特に胃もたれの大きな要因であると思われる「食積」ですが、判りやすく言うと慢性的な消化不良ですが、単なる胃腸障害だけでなく、消化されずに蓄積されたものが、体内にある気・血・水を滞らせていると考えます。
生命エネルギーそのものも、ホルモンを含めた血も、免疫系を司る水も上手く働けない状態ですから、その枝葉は様々な状態で体に悪影響を及ぼします。食積は単なる胃もたれだけでなく、冷えや生理不順、腰痛、長引くと生活習慣病である糖尿などにも波及する恐れがあるのです。
次に「脾胃虚弱」ですが、脾が胃から受け入れた食べ物を適切な形に変えて、全身にエネルギーとして送る主立った役目をしているとしています。脾胃虚弱とは、受け入れる胃も、全身に送る脾も弱った状態ですので、これも食積同様、単なる胃腸障害程度に留まらず、様々な不具合を引き起こす要因と考えられます。これらの改善が胃もたれを取り除き、胃もたれにならない体質作りを行う上で最も重要なのです。特に当院の鍼灸治療は全く痛みを伴わないハリを使いますし、お灸も温かくて気持ちいい温灸を使います。
更に当院では胃もたれにおいて即効性のある治療を行いますので捻転法(ねんてんほう)と言われる手技を治療中に加えます。(その手技に伴う痛みは全くありません。)
この捻転法を行うと、その場で胃もたれが楽になり、お腹が動き出す感覚があります。ほんの数回の治療だけでかなり楽になりますがその後数回程度、治療を継続させたなら根本的に胃もたれにならない体質へと変化させることが可能です。あなたも治療を受ければ必ず実感します。スッキリした胃で快適な毎日を送ってみませんか。
胃腸が弱く、過食すると胃もたれ、お酒飲んでも胃もたれ、ストレスや疲れでも胃もたれに悩まされていました。ここのホームページにハリで胃もたれが改善すると書いてあり来院。
胃もたれがひどくなると、身体の免疫が落ち、消化不良でお腹が張ったり、身体がだるくなったり集中力がなくなり眠たくなりやすいとのこと。全部当てはまっていたのでビックリしました。腕に1本ハリをしてもらった時にスーと胃もたれがなくなるのを感じました。現在メンテナンスも含め通院していますが、胃もたれはウソのようになくなりました。
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