脊柱管(せきちゅうかん)が狭くなり圧迫されることにより痛みやしびれなどが起こることを脊柱管狭窄症といいますが、現代医学でも根本的な治療法というのがあまり無く、最終的には手術を勧められるパターンが多いようです。ただ、手術をしても「痛みにおいて変化が無かった」「新たに違うところが痛み出した」「思ったほど良くならず納得がいかない」「術後スグは楽になっていたが、しばらくするとまた痛み始めた」など、せっかく大変な思いをしながら手術に臨んだにも関わらず、芳(かんば)しくないことをおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
また病院でなくても、民間の整体やカイロでの施術では何も効果が感じられない、または悪化するなどとの声も聞こえてきます。なぜ、このようなことになってしまうのか。それは現代医学も民間療法も、全体を診る医療では無く症状の出ている患部だけに治療をしようとするためです。まるで悪い部品を修理するかのように、体を部分的に治療しますが、人の体は機械のように無機質な集合体ではありません。様々な臓器や組織が互いに連携、影響し合って存在しています。脊柱管が狭くなっていることだけではなく、脊柱管の周辺筋肉も影響を受けているでしょうし、加齢によって他の組織にダメージがあることも関係しているでしょうし、昔受けた外傷が加齢とともに反応したのかもしれないです。また腰椎分離症、分離すべり症、ヘルニアなど他の疾患が絡んだ複雑な状態かもしれないのです。そんな状態で部品を切り取って修理(治療)したところで、良くてその場しのぎ下手をすると症状を悪化させます。当院での鍼灸治療は、そういった意味で他の医療機関と一線を画し、体全体を診ることによって治療を行っていきます。
東洋医学(鍼灸)の世界では、脊柱管狭窄症には「腎虚(じんきょ)」という体質が大きく関係していると考えます。現代医学の腎臓とは少し違う認識で捉えられ、足腰の骨に影響することに加え、肌や髪の色つやにも関係すると言われています。また「腎」は遺伝的要因・先天的なものとして捉えられる臓器ですので、そこが弱っている状態で、いくら脊柱管が狭くなることにより圧迫があるという現象だけを取り上げても、なかなか改善へと繋がらないのです。
治療・改善、そして再発防止にまで持ち込むには、「腎」の働きを高めながら、患部の血行を良くして、圧迫された神経及び周囲の組織強化を行い、痛みやしびれを取らなければならないのです。血行を良くするという認識においても、当院では血行不良の部分にハリを打つという認識だけでなく、「瘀血(おけつ)」である体質の改善も必要だと考えます。瘀血は判りやすく言うと血がドロドロとして上手く体内を巡らず、体の様々な組織に対して栄養を供給できない状態を指します。瘀血である体質を改善させながら、血行を促すハリ治療を加えると劇的に症状が改善されます。脊柱管狭窄症の治療において血行不良の改善は絶対必要ですが、安易に血行を良くするためと患部に多くのハリをしてみたり、電気を当ててみたりしても、体質そのものが変化していなければ大きな意味を持たなくなってしまうのです。体質から変化させる当院の東洋医学の力をあなたも実感してみてください。
ただもし感覚的な医療だと捉えられがちな鍼灸に対して不安感があるようならば、当院の代表者は鍼灸師の国家資格以外に、診療放射線技師の国家資格も持ちますから、MRIやX線検査の結果などお持ちいただけたら、現代医学の観点からもお話させていただくことが可能となります。データー化された現代医学と古い歴史を誇る東洋医学の力で必ず納得のいく結果を出します。他にも当院の特長として治療には全く痛みがなく、再発防止まで治療計画を立てると治療に要する期間が掛かる場合もありますが、酷い痛みやしびれの緩和や軽減だけであればかなりの即効性があること、更にその後治療を継続させることが出来れば、症状の軽減だけではなく根治治療、そして再発防止も見込めること、術後の早期回復にかなりの治療実績があることなどが挙げられます。今の現代医学では脊柱管が狭くなり圧迫があるということしか判らない難しい疾患になってしまっていますが、少し視野を広げて東洋医学を取り入れて頂けたなら必ず改善の道があります。ならば無理して現代医学に当てはめて考えるのではなく、東洋医学の力を信じてみませんか?
2ヶ月程前から歩いているとお尻から足にかけて痺れることがあり、徒歩で20分の職場なのに、1時間もかかるようになってきました。少し休むと痺れる感覚がなくなるのであまり気に留めていなかったのですが、友人に整形外科への受診を勧められました。レントゲン、MRI検査の結果脊柱管狭窄症との診断が。血流を良くする薬を飲んでいたのですがあまり変化せず、見兼ねた娘がまえだ鍼灸院を教えてくれました。時間がかかるのは承知で根気良く通い続けること3ヶ月。休まず歩ける距離が長くなっていっているのも日に日に実感しており、ほとんど以前くらいの時間で職場に辿り着くことも出来るようになりました。こんなにも効果のある治療があるものなのだと驚いています。
腰痛とおしりから足にかけてのシビレがひどくて、脊柱管狭窄症と診断を受けました。 症状がひどくて手術をしましたが、足のシビレは残りました。歩くときにシビレがきつく足の裏の感覚はほとんどなかったです。まえだ鍼灸院を紹介してもらい治療を受けましたが正直最初はあまり変化を感じませんでした。症状がきつく体の免疫がかなり落ちてるので治るのに時間がかかるといわれました。5回の治療を終わったぐらいから少しずつですが足のシビレが改善していきました。歩くスピードも速くなり、現在半年ほど通院していますが来院当初に比べるとかなり楽になり、シビレで歩きにくいなどの日常生活にはほとんど支障がでないぐらいまで回復しました。
消炎・鎮痛剤の使用では、完治は不可能です。あくまでも酷い痛みを和らげるにとどまります。またどんな薬にも副作用は必ずあります。
確かに血行不良が関係している場合はありますので、症状緩和に役立ってくれる場合はあるかもしれません。ただ、もともとの体質やその時の患部の状態、温度や湿度などの気候の問題など、様々な問題を考慮せずに安易に温める療法はとても危険です。画一化された治療では様々な原因が絡み合った疾患に対しては効果を出しません。
痛みの神経情報をブロックさせるための注射で、一時的に痛みの情報を中断させるためのものです。当然ながら根本的に治療するものではなく、一時的な対処療法です。また大切な神経に働きかけてしまうような治療法が本当に安全と言い切れるのでしょうか。
医師の技術レベルによっても差がありますし、手術しても完治するかどうかの保証はない現実を理解せねばなりません。中には全く良くならなかったとの声もあるほどです。
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