慢性的にあった腰痛が、鍼灸施術で改善した例【大阪市 40代 男性】
お悩みの症状
今回の患者さんは、20代の頃から慢性的にあった腰痛で、整体やマッサージを定期的に受けていましたが、すっきり改善がする事が無いまま過ごしている方です。 腰痛はとても多い疾患ですが、病院のレントゲンやMRIでは明らかな原因となる病態が見つからないことがほとんどで、結局、湿布や安静にすること、腰痛体操などの運動を勧められることが多いです。これは、レントゲンやMRIで病変が分かる、骨や靭帯には画像上異常が見当たらないためです。
腰痛がある人のなんと約8割が原因がはっきりしない方と言われています。 その8割に入る方は、マッサージや整体など、色々な施術を経験されてから、当院へ来院される方も多いですが、他の施術では中々すっきり改善することが少ないです。当院の鍼灸施術では、マッサージや整体と違い、体の免疫力や回復力も上げながらの施術となるため、効果を出せる方が多いです。
治療方法
1.カウンセリング・検査
2.脈診、舌診、腹診で体の状態の把握・症状と照らし合わせる。
3.ハリの説明を治療前に行う
4.上向きで手足と頭に数本ハリを打つ
5.抜いてうつ伏せになり、背中にハリを打つ
当院での治療後の患者様の感想
今回の患者さんの場合は、まず痛めた時のきっかけがあるかを問診で確認しました。長期的な経過をたどっていましたが、最初のきっかけは、いわゆる「ぎっくり腰」が始まりだったとのこと。
これは、東洋医学的には「於血(おけつ)」といわれて、外傷性の痛みや、慢性的な筋疲労による筋肉の過緊張で、結果的に筋損傷を起こしていると捉えます。
この損傷部位は、1~2週間すると安静にしていると痛みも引いていくので、「ぎっくり腰」や「寝違え」などの急性症状でも、日にち薬と思ってなにもせずに放置して、いつの間にか痛みも消えているという方は多いです。
しかし、痛みが取れたからといって、痛めたところが元通りになっている訳ではありません。これを放置している方は非常に多く、結果的に今回のような慢性的な痛みの原因となってしまう事が多くあります。
今回の方もその状態で、患部を診てみても、筋肉がとても固くなり、動かすことがぎこちない様な状態になっていました。東洋医学的には、「於血」が発生因子となり、腰を通る経絡を滞らせてしまっているため、症状が慢性化してしまっているということですね。
この「於血」を処理しながら、もちろん免疫力を上げる施術もセットですることで、改善が早くなります。
今回の症例の方も、初回はなんとなくスッキリする程度の効果でしたが、次回来院時される時までに、少しずつ痛みが減少しているとのことで、患者さんも不思議に感じていらっしゃいました。
当院の施術では、直後効果と事後効果がそれぞれあり、早く改善していく方はそれを実感される方も多いのが特徴です。
この方は20年近い腰痛持ちの方でしたが、3カ月程の通院ですっかり痛みを感じる事もなく、好きだったゴルフも毎週のように行かれています。現在では、骨盤矯正の効果のある鍼灸施術もして、より症状が出ない状態を安定させるようにしています。
当院の施術では東洋医学的な施術も行いますが、西洋医学的な見解も折り混ぜて施術を行っているので、より症状改善の可能性が広がるよう、日々患者さんへ施術を行っています。