子宮内膜症もある不妊症状が、鍼灸施術にてご懐妊した症例【大阪市 30代 女性】
お悩みの症状
今回の患者さんは、婦人科に通いつつ、タイミング法で不妊症状の経過を診ていた患者さんです。また、子宮内膜症の既往もあり、それにより妊娠の可能性に悪影響が出ているかも。と病院でも言われたようです。
基本的に、タイミング法で難しい場合は、人工授精、もしくは体外受精を行っていきますが、コストが大幅に必要な場合も多く、また、注射や処方する薬による副作用が出る場合も少なくありません。
ご自身で調べて、鍼灸施術では体質改善をすることで不妊にも効果があると知り、来院されました。
治療方法
1.カウンセリング・検査
2.脈診、舌診、腹診で体の状態の把握・症状と照らし合わせる。
3.ハリの説明を治療前に行う
4.上向きで手足と頭に数本ハリを打つ
5.抜いてうつ伏せになり、背中にハリを打つ
当院での治療後の患者様の感想
鍼灸施術は経験があったようですが、当院のように脈や舌やお腹の状態を診た上で施術計画を決めて行くのは初めてだったようです。脈診や、舌診、腹診と言われ、本来、鍼灸施術を行う上で非常に大切になるのですが、熟練した経験や感覚が必要になるため、鍼灸院でもちゃんとおこなっている所は少ないのが実情です。
当院では、その診断を必ず行った上で、施術を開始していきます。 そうすることで、何が原因で症状が引き起こされているのかがより明確になるため、非常に大切なものとなります。
今回の患者さんの場合は、東洋医学では胞宮(ほうきゅう)といわれ、子宮や卵巣のことを指すのですが、そこに冷えが入り、加えて肝鬱(かんうつ)といわれ、女性ホルモンの分泌に乱れがあることがわかりましたので、鍼とお灸を適宜使い分けて、施術を続けました。
体質改善には、大体の方に3か月の通院をお願いしています、これは医学的に細胞が生まれ変わる周期とわかっているためです。
今回の患者さんは、3か月が経過するより前に無事ご懐妊されました!
また、その後も通院を続けていて、妊娠初期にでる悪阻(つわり)症状なども、 鍼灸施術で対応可能のため、比較的楽に日常生活を過ごせたようでした。当院では、この方のように、内膜症もあり病院では難しいと言われている場合でも、症状の改善が期待できる場合が多いです。出産直前や産後でも、1カ月程経っていれば施術が可能ですので、一度ご来院されてみてはいかがでしょうか。