胃ガン手術後の抗ガン剤による味覚障害がハリ治療で改善【大阪市 60代 女性】
お悩みの症状
2年前にステージⅢの胃がんの診断を受け、手術後から抗がん剤治療をはじめました。
胃がん自体は術後順調で再発も見られないのですが、抗がん剤治療を開始してから食べ物の味が全くと言っていいほどなくなってしまいました。
甘いものと認識して食べるとかすかに甘い感じがしたりはするのですが、食事が全くおいしく感じることが出来ず、水でさえも気持ち悪くて一気に飲み干さないといけないほどです。
炭酸水であれば口に感触があるのでなんとか飲めますが、毎日のことなので、食欲自体もなくなってしまい、1年間で10キロ以上痩せました。
なんとかならないものかと担当医に相談するも、そういうものだからしょうがないとしか言ってくれませんでした。
それでも諦められずに、インターネットで調べてこちらのまえだ鍼灸院へ通ってみることにしました。
治療方法
1.カウンセリング・検査
2.脈診、舌診、腹診で体の状態の把握・症状と照らし合わせる。
3.ハリの説明を治療前に行う
4.上向きで手足と頭に数本ハリを打つ
5.抜いてうつ伏せになり、背中にハリを打つ
当院での治療後の患者様の感想
抗がん剤治療を受けている場合、やはり難しいことが多く時間がかかると最初にきっぱり説明されました。
しかしそれはわかっていることだったので頑張りますと答えました。
ここではわたしと同じような症状で来院して、回復されている方がたくさんいると聞いて、何とかなる可能性があるのが凄く嬉しかったです。
最初の1ヶ月ほどは毎週2~3回以上で通院しました。それでも体調が多少良くなったような感じがするだけであまり味覚に変化がある感じはしませんでした。
2か月目に入ったとき、はっきり体に体力がついて元気になった感じがしてきました。
それから味覚に変化が出始めました。前ほど不味い、という感じがそういえばなくなってきていたのです。
まだ味が感じるということはないのですが、前より食べれるようになりました。
それからも同じペースで続けていくと、そこからはどんどん味覚が変化してきました。
3ヶ月が終わるころには味覚が体感で半分は戻ってきていました。
もうはっきり甘い辛い酸っぱいといった違いが判るまでに回復したのです。
味の薄い料理になるとまだわからないのですが、食事がまたおいしいと感じることが出来て本当にうれしかったです。
治療のおかげで体の調子もすごくよくなり、家族に友達に元気になったと喜ばれました。
それからも毎週通い、1年経ちました。
今ではもうほとんど味覚は戻っており、体重も以前と変わらないくらいまで増えました。
これからも胃がんの再発防止のケアとしてもしっかり通っていきたいと思います。