心斎橋本院
- TEL
- 06-6541-2422
- 営業時間
- 10:00~19:00(日曜 10:00~18:00)
- 定休日
- 毎週月曜日、火曜日
当院の鍼灸治療の場合、患部を見せなくても良いので治療に伴う恥ずかしさや苦痛がありません。
遠隔治療で行いますので治療に使うツボは手足(肘から下、膝から下)と背中に少しある程度です。
また男女ともにスタッフが常勤でおりますので、お客様への治療においてはもちろんですが、問診でさえも抵抗があるような場合はおっしゃって下されば適切に対応しますのでそちらの面でもご安心頂きたいです。繰り返し言いますが当院の鍼灸治療は患部に行う必要性がありません。遠隔治療で効果を出すことが出来ます。
また、当院での治療を受けて頂くと体全体の機能が高まりますから便通の調子が良くなった、生理痛が楽になった、冷え性が改善されたなど多くの声を頂いております。通称として痔と言われる疾患ですが正式には「痔核(じかく)」「脱肛(だっこう)」「裂肛(れっこう)」「痔(じ)ろう」と言われます。
現代医学に慣れた皆様にとっては患部だけを診る医療が当たり前かもしれませんが、それらは発症するまでに様々な体の不具合が生じ、最終的に反応が出たのがその患部となりますから、東洋医学(鍼灸)の世界では、体全体を治療する必要性があるとしており、それを行えば痔の改善だけでなく他の体の症状の改善も可能としています。
ただ、一括りに鍼灸と言っても技術に差がありますので、深い知識と治療技術を持ち合わせた治療院に行かねばしかるべき結果は得られません。
まず、鍼灸の世界は現代医学と認識が異なる部分がありますので簡単に説明すると、「心(しん)・肺(はい)・肝(かん)・脾(ひ)・腎(じん)」という5つの臓器が存在し、それに加えて「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という組織も存在しているとしています。それぞれの臓器や組織がそれぞれの役目を果たしながらお互いに関連・影響し合って存在しているのが人の体であり、それらすべてのバランスを取る必要性があるとしています。
何かの働きが過剰であっても体に不具合が出ますし、もちろん不足してもいけませんし、滞っても悪影響が出ます。過不足なくすべてが働いた体を健康体であるとし、痔もそれに伴って改善される疾患なのです。
まず鍼灸の世界で、体内にあると位置づけられている気は現代医学にその認識がありませんからその時点で東洋医学(鍼灸)に対して嫌悪感を示す人もいるのですが、生命エネルギーと捉えて頂ければ良いですし、血は血液とホルモンも含めて血としており、水は人間の体は水で出来ているということは周知の事実かと思いますがリンパ液なども含めて考えているため、免疫系を広く司る組織となります。
特に痔に悪影響を及ぼすのが「?血(おけつ)」と言われる症状です。これは判りやすく言うと血がドロドロとして流れにくく滞った状態を指すのですが、鍼灸の世界では血はホルモンも含めた状態で考えますので、単なる血行不良と異なり粘膜の働きも弱め患部を悪化させます。それ以外に「湿熱(しつねつ)」や「脾胃虚弱(ひいきょじゃく)」などがあります。
湿熱とは本来体に必要なはずの組織がくっ付き合って不具合を出した状態を言い表したもので、体を温める作用の「熱」と体を潤し栄養する「水」がどちらも適切な働きを行えずに、ドロドロとした不純物に変化した状態を指します。
湿熱は溜まったところで悪さをしますから、痔の原因につながるだけでなく肌表面で起これば化膿したニキビですし、大腸内で起これば下痢をも引き起こします。
そして脾胃虚弱ですが、脾が現代医学の脾臓とは働きが異なりますのでこれも軽く説明すると、胃で受けっとった食べ物を適切な形(気や血)に変えて全身に送り込む働きを担っているのが脾であるとしています。したがって脾胃虚弱とは、受け入れる胃の働きも、全身に送り込む脾の働きも弱った状態ですので、単なる胃腸虚弱よりもっと深刻なエネルギー不足の状態を引き起こし患部の状態も悪化させます。
1つ1つの臓器や組織をバラバラに診る医療に慣れた皆様にとっては痔の治療で体内環境全体から整える必要性があると言われても、ピンと来ない部分、必要性を理解しづらい部分などあるかもしれませんが、恥ずかしい思いをして病院に行くことや、その場しのぎで薬を塗る事、不快な症状を抱えたまま日常生活を送ることなど、そんなことをするより、もう少し視野を広げて良い治療法を試してみませんか?
また当院の治療は多くの疾患においてかなりの即効性を誇りますから、東洋医学の効果がゆっくりとしか出ないというあなたのイメージも簡単に覆されると思います。治療に伴う痛みはありませんし、それどころか心地よくてウトウトしてしまう方が非常に多いです。前述したように患部への直接的な治療もありません。「もっと早く来ておけば良かった」きっとそう思われます。ぜひご相談ください。
昔から便秘傾向で硬い便が続いていました。特に気にしていませんでしたが、去年に出産してから排便時に出血と痛みが出てくるようになりました。しばらく言い出せずに放っておいたのですがだんだん痛みがひどくなり、便が出てもスッキリせず紙で拭き取っても気持ち悪い感じがありました。便秘だけでも楽にならないかと、不妊治療の時からお世話になっているまえだ鍼灸院へ相談すると、痔そのものの治療もできるとのことで一度お願いすることに。
初回で違ったのはスッキリ感でした。痛みは少し残るものの楽になったのでしばらく週に2回通い、2か月が過ぎるころには便通が改善され、痛みも感じなくなりました。