心斎橋本院
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糖尿病は現代社会において増える傾向にありますし、動脈硬化を促進させる、視力障害が起こり失明の危険性もある、末梢神経に障害が起こる、あるいは腎不全などを合併症として引き起こす恐れもある怖い疾患です。
ところが現代医学においても、食事療法・運動療法・薬物療法くらいしか治療法がない残念な現状となっています。
食事療法や運動療法は辛くてなかなか続けられない、薬も必ず副作用を伴い根本の解決にならないのというのが現実ですから、皆様にもう少し、視野を広げて頂いて東洋医学(鍼灸)での治療もある認識をお持ちいただければと思います。
東洋医学(鍼灸)が筋力向上に努める事や、自律神経を安定させる治療としては少しずつ皆様にも認識されつつあるかもしれませんが、糖尿などの内科疾患においても、実はとても役立つ治療法があるのです。
東洋医学(鍼灸)では糖尿病のことを「消渇(しょうかち)」(または「しょうかつ」とも読みます)と言い、多くの文献が残され古代から治療法も確立されています。
ただし、消渇も現代の糖尿に必ずしもすべて当てはまるものでもなく、古くから確立された治療法に基づいて、現代人の生活様式や体質に合わせた糖尿病治療が必要となってきていますから、当院では消渇を元にしながら、その人その人に合った治療法を行うようにしています。
また糖尿なので当然ながらインスリンの問題を取り上げるべきなのですが、現代医学の進んだ研究の元、ネット上でも判りやすく解説された文献が多く見られるので、ここではあえて東洋医学(鍼灸)の見地に沿って考えていくことにします。
東洋医学(鍼灸)の世界では体内に心・肺・腎・肝・脾という5つの臓器が存在し、臓器以外にも気・血・水という組織が存在しているとしています。
これらすべての臓器や器官がそれぞれの役目を果たしながら、お互いに連携を取り、助け合って存在しているとしています。1つ1つの臓器をバラバラに診る細分化された医療になれた現代人にとっては、「連携?」「助け合い?」とはピンと来にくいかもしれませんが、人間の体は機械のように無機質に存在しているわけではありません。
体全体を診ていく医療の方が理にかなっている場合も多くあります。実際に糖尿に大きく関わる臓器は肝・脾・腎です。
ストレスの影響を最も受けるのが「肝」であるとしており、「肝鬱(かんうつ)」と言われる症状は臓器そのものだけでなく気や血も上手く働かせることが出来なくなるとしています。気は生命エネルギーそのものであり、血はもちろん血液なのですがホルモンも含めた状態で血とするのが東洋医学です。
次に「脾胃積熱(ひいせきねつ)」というのも糖尿と深く関わるのですが「脾」も現代医学の脾臓と少し認識が違うので説明しておくと、胃で受け入れた食べ物を適切な形に変えて全身に送り込む働きを司っている臓器として考えています。
脾胃積熱とは、過食やアルコール、偏った食事などが溜まり体内で消化しきれず熱(炎症)となったものとしています。脾と胃は肝の力を借りながら働くとしていますから、糖尿病治療において肝鬱を改善するハリも必要ですし、脾胃積熱を鎮めるハリも必要ということになります。
最後に腎ですが、腎は先天的なもの、遺伝的なものを大きく反映した臓器として認識されており、体の様々な器官に栄養を与え潤す力を備え調整しているとしています。消渇(糖尿病)とは、肝鬱である状態に、長期に渡る食事内容の悪影響が出て、脾胃を損傷させ体内に余分な熱(炎症)を発生させてしまい、潤す力を持つ腎の働きも弱め水分を失わせたもので「消渇」と昔から表現されているのです。
血糖値を計るような技術が無い時代でも、古代の人々は感覚的に、喉が渇くことや頻繁に尿意をもよおすことなどから転じて、水分が消えるとの意味を含めてそう呼んだのでしょうね。
東洋医学(鍼灸)には、数値化された現代医学が確立されるずっと以前からきちんと文献に残され、治療法も存在しているのです。数値で出ないというのは曖昧に感じる人も多いかと思いますが、結局データーを取ったとしても、治療となれば薬の服用しかないのであれば、もう少し視野を広げて体内をトータルで整える東洋医学の力を試してみてはいかがでしょう。
東洋医学(鍼灸)は効果がゆっくりとしか現れないイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、当院のように東洋医学の理念にそって適切な治療を行えば、あなたが想像しているよりずっと早くいい結果が出ます。
薬はあくまでも根本の解決ではなく、一時的に血糖値を下げているだけに過ぎません。そして副作用も伴います。合併症の不安も抱えたままです。体の様々な器官をきちんと働かせれば糖尿の改善はそう難しくないのです。当院のハリならきっとお役に立てます。治療に伴う痛みも全くありませんのでどうぞ安心してご来店ください。
また当院の代表者は鍼灸師の国家資格以外に診療放射線技師の国家資格も持ちますから、血糖値を安定させる効果をもたらすのは東洋医学(鍼灸治療)ですが、現代医学のデーターも確認しながら治療を行います。
したがって東洋医学は曖昧な感じがして入りづらいと思っていらっしゃる方も、全く不安感を感じずに治療に取り組んでいただけると思います。
糖尿病と診断を受け10年が経過、病院で投薬を受けるがHba1cが8.2と高値で合併症がおこる可能性があることや、薬の副作用が出るかもしれないといわれ、なんとか改善したい気持ちでまえだ鍼灸院へ。最初に鍼は絶対副作用がないし、根本的な免疫を上げないと症状は改善しない。
それほど今あなたの身体は弱っている。だから薬を飲んでも吸収する力がないから効かないと説明を受けました。2カ月ほど通院しましたが、身体のだるさが少し改善したぐらいであまり変化を感じませんでした。3か月ほどして病院の検診で、なんとHba1cが7.0といわれビックリしました。10年間変わらなかった数値が3カ月弱の治療で変化するなんて!
すぐに先生に伝えると一緒に喜んでくれました。現在鍼治療を受けて1年ほどたちますが、数値が6.3まで下がり薬の量も減りました。体は昔に比べると軽くなりました。